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 当社では、建築物内外の音響・振動の問題についての新技術や製品などの研究開発をメーカーや建築会社、設計事務所などとともに行ってきました。また、騒音対策や、振動対策、音響設計など音全般に関する技術提供/コンサルティングを行っています。

 代表的なものでは、ボイドスラブの研究があります。
 集合住宅の床には、軽量で剛性が大きく、重量床衝撃音遮断性能のよいボイドスラブがよく使用されていますが、当社では、さらに床メーカーとともに軽量床衝撃音に対する性能の向上のために、ボイド形状の改良を計っています。
 また、ボイドスラブの住宅性能表示制度における特別評価方法認定制度に申請、さらに振動の観点からもボイドスラブの評価方法および設計方法の研究を行うなどの(2006年9月の建築学会にて研究成果を発表)。

 その他の実績としましては、全国大会常連の吹奏楽部を抱える中学校の体育館と音楽室の設計に関して、設計事務所に音響仕様のアドバイスを行ったり、密集した敷地に建設されたシアターコンプレックスでは、周辺環境およびシアター間の音に配慮した設計を行ったり、線路沿いに立つ市民会館のホールのリニューアルにおいて、電車音に配慮した音響設計を行うといったものがあります。このように音や振動の問題は、状況に応じて臨機応変な予測・検討が必要とされため、豊富な経験と実績が必要となり、通常の設計範囲では対応しきれない音の面からの対策方法を、個別に対応させていただいております。

・ハーフPCaボイドスラブの床衝撃音対策
 (軽量床衝撃音の1000Hzの上昇を抑えるためにボイド部を小割し、剛性を高め、発生音を低減した。)

・ハーフPCaボイドスラブの重量衝撃音に関する特認業務

・学校の体育館の音響設計法の研究(六日町市の城内中学校、大巻中学校、秋田の山王中学校の体育館で音響設計を行い、建築学会に発表)

・学校の音楽室の音響設計法(秋田市山王中学校の音楽室(特に吹奏楽の練習にも使用する)の音響設計を行った。山王中学校は毎年吹奏楽の全国大会に出場し、金賞ないし銀賞の成績を収めている実績がある)

・劇場の改修に関する研究(劇場演出空間技術協会(JATET)の建築部会での研究に参加し、論文を建築学会に発表し、JATETフォーラムにおいても発表し、著作として以下にまとまる。『劇場・ホールの改修工事に関する調査研究』(共著)発行所(社)劇場演出空間技術協会 技術委員会、建築部会 平成14年3月発行 )

・音楽練習スタジオなどの浮き構造の研究(防振板ゴムの設計法とその実施)

・ふところの狭い場所での吊り防振工法の開発(渋谷Q-AX映画館用に開発)

・断熱材打ち込み工法の遮音性能の改善方法の研究

・ボイドスラブの床振動実験および振動に関する評価方法ならびに設計方法の研究

・乾式浮き床工法の研究(集合住宅の床衝撃音対策および複合ビル内のたとえばエアロビクススタジオ、音楽練習室、ライブハウスなどの音の出る用途の部屋の防音対策、新設の場合にはコンクリートの浮き床が可能であるが、改修では既存の床の設計上の積載荷重制限を満足させるためには、ある程度軽量の浮き床とせざるを得ない。)

・賃貸木造集合住宅の床衝撃音および遮音性能の向上に関する研究を開始。

・劇場の音響設計法の研究(舞台装置などの音響効果の研究を開始)


発表原稿(建築学会など)

著作

●参加団体:建築学会(環境振動測定方法小委員会 委員)、音響学会
        劇場演出空間技術協会(建築部会 委員)、騒音制御工学会

●神奈川大学非常勤講師(環境実験で光と音を担当)